レオ10世(レオじゅっせい)
Leo ・ (本名 Giovanni de' Medici) 1475~1521(在位1513~21) ローマ教皇。メディチ家の出身。13歳で枢機卿となり,即位後はフランスのイタリア経略に対抗してフランソワ1世と戦った。政治力があり,1516年フランスと政教条約を結んで司教叙任権を確保した。他方,ドイツの大司教叙任について聖職売買の誤りを犯し,サン・ピエトロ大聖堂再建のための贖宥状(しょくゆうじょう)についてルターの批判を招いた。ルネサンス学芸の保護者であった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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