cubism 1909年頃フランスに始まった美術運動。対象を幾何学的断片にまで抽象し,それを画面に再構成しようとする。異なった面からとらえた対象を,同時に画面の上に描くなどの手法をとった。特にセザンヌから大きな影響を受けた。キュービズムの名を与えられるきっかけとなった「エスタク風景」の作者ブラックやピカソなどの主唱者のほか,グリス,レジェらがあげられるが,第一次世界大戦後はそれぞれの画風に分化した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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