1. 用語
  2. 世界史 -り-
  3. リシュリュー

リシュリュー

Armand-Jean du Plessis de Richelieu 1585~1642 フランスの政治家。小地方貴族の次男。聖職につき,1614年の三部会で政治家としての才能を現した。摂政母后に登用されるが,17年ルイ13世のクーデタにより失脚。22年枢機卿となり,24年ルイ13世により宰相に任じられた。彼は激しやすく疑い深い王をよく導き,大貴族を押え,ラ・ロシェルの攻囲によりユグノーの政治的力をくだいた。また重商主義政策をとり国力の回復に努め,集権的な絶対王権の確立を図った。対外的にはハプスブルク家を押え,フランスの優位を築くことに主目標を置き,31年以来三十年戦争に介入した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう