ローラット法(ローラットほう)
Rowlatt Act インド政庁が1919年に採択した,反政府運動を取り締まるための法律。ローラットを委員長とする委員会が出した勧告にもとづいていることから,この名で呼ばれる。第一次世界大戦中に導入した弾圧政策を継続させる性格を持ち,逮捕状なしの逮捕や,通常とは異なる裁判形態を可能とした。インド人側はこれに強く反発し,ガンディー指導下で,ローラット法反対を掲げて,ハルタールをはじめとするサティヤーグラハを組織した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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