ローマ法大全(ローマほうたいぜん)
Corpus juris civilis ユスティニアヌス1世の命で編纂されたローマ法の大法典。529年完成の『ユスティニアヌス法典』,533年完成の『ローマ法学説類集』と『法学提要』,543年完成の『改訂ユスティニアヌス法典』は,いずれもラテン語で書かれ,ユスティニアヌス1世の死までの勅法を集めた『新勅法』はギリシア語で書かれた。これらを総称して「ローマ法大全」と呼ばれるようになったのは12世紀の西ヨーロッパで,ローマ法研究が復活した以後のことである。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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