魯迅(ろじん)
Lu Xun 1881~1936 中国の文学者。浙江(せっこう)省紹興の人。本名は周樹人(しゅうじゅじん),魯迅は筆名。日本留学中,医学を捨てて文学に転じた。北京に住んで『新青年』に「狂人日記」を寄稿し,白話(はくわ)文学の先鞭をつけた。1921年の「阿Q正伝」(あキュウせいでん)は名高い。反動的な北京を逃れて厦門(アモイ),広州へと移り,ついで上海に永住した。その間,独自の雑文形式を創出して左右両翼の非人民的立場と戦い,民族統一戦線の結成をめぐる論戦中に没した。夫人は許広平,弟に周作人,周建人がいる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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