1923年にトルコ共和国の独立が認められた条約。第一次世界大戦に敗れたオスマン帝国は,20年屈辱的なセーヴル条約によって連合国による領土分割の危機に直面した。しかし,ムスタファ・ケマル(アタテュルク)の指導のもと,祖国解放戦争に勝利し,占領軍は撤退した。23年,改めて連合国との間にローザンヌ条約が結ばれ,トルコは領土保全,不平等条約の撤廃などを勝ち取り,独立を承認された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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