Luba アフリカ中部,現在のコンゴ民主共和国南部のコンゴ川上流のサバンナ地域に,15世紀頃成立したルバ人を主体とする王国。鉄,銅の加工技術に長じ,塩を産した。現在のザンビアを経由しアフリカ東海岸に至る東方交易路,および現在のアンゴラに向かう西方交易路を確保することでアフリカ中央部の交易を支配し,西隣のルンダ王国とともに19世紀に絶頂期を迎えたが,同世紀末王位継承紛争や西欧列強の進出のため弱体化した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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