三圃制(さんぽせい)
three fields system[英],Dreifelderwirtschaft[ドイツ],assolement triennal[フランス] 開放耕地制下の耕地利用法の一種。耕地は三つの耕圃に分かれ,第1の耕圃は秋穀(小麦,ライ麦),第2の耕圃は春穀(大麦)が播種(はしゅ)され,第3の耕圃は休閑地とされる。3耕圃は秋作→春作→休閑地と輪作を繰り返す。休閑地は肥料のない中世農業における地味回復策であり,ここではまた村民の家畜の共同放牧が行われた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう