山東半島をめぐる日中間の紛争。第一次世界大戦で日本はドイツの山東半島における諸権益を継承しようとし,二十一カ条要求で中国にこれを承認させた。パリ講和会議で日本の主張は認められたが,中国は調印を拒否した。1921年ワシントン会議で中国は列国の支持を受けた結果,翌年二十一カ条要求は無効となり,旧ドイツ諸権益はほとんど全部中国に回収された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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