サンチョ3世(大王)(サンチョさんせい(だいおう))
Sancho ・ (el Mayor) 992?~1035(在位1004~35) ナバラ国王。婚姻戦略を駆使して,カスティリャ伯領を併合,レオン王国を保護国とし,カタルニャ諸伯をも服属させた。これによりイベリア半島のキリスト教徒諸王国は,同国王のもとで一時的に統一された。対イスラーム関係では,紀元1000年頃に押し戻された前線を回復したが,レコンキスタと呼ぶに値するほどの征服領域の拡大はなかった。没後,分割相続によってカスティリャ王国とアラゴン王国が独立した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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