Sanchi インド中部マディヤ・プラデーシュ州にある仏教遺跡。前3世紀から後12世紀に至るまで仏教僧院が存在し,諸王朝や商人らの保護を受けた。マウリヤ朝期の煉瓦製ストゥーパを覆う形で建立されたシュンガ朝期の覆鉢型大ストゥーパと,彫刻を伴ったその塔門および欄楯が特に壮麗である。また,グプタ朝期および中世初期の寺院,アショーカおよびチャンドラグプタ2世の碑文,著名な仏教僧の遺骨を納めたストゥーパなども存在している。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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