イブン・バットゥータの旅行記。正式名称は『諸都市の新奇さと旅の驚異に関する観察者たちへの贈物』。1325年モロッコのタンジャからメッカ巡礼の旅に出発,巡礼を果たした後も旅を続け,東アフリカ,シリア,中央アジア,アナトリア,インド,中国などを旅行。いったん帰郷後,再び出発し,スペインとサハラ以南のアフリカ地域を訪れ,54年帰郷した。史料の少ないトゥグルク朝やマリ王朝についての証言は貴重。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう