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三星堆遺跡(さんせいたいいせき)

Sanxingdui 中国四川省広漢市の古代蜀(しょく)の遺跡。中原では殷周交替期にあたる。1986年に二つの祭祀坑から大量の青銅器が発見され,特に仮面,立人像,人頭像は殷周青銅器と異質な形をしていた。蜀は前316年に秦に滅ぼされるが,それ以前の蜀の様子が明らかになった。4世紀の四川の地方志『華陽国志』では,蜀の先祖の蚕叢(群がったカイコ)は縦目であったと伝える。青銅器の人物の突起した瞳,つり上がった眼との関係が指摘されている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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