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三国干渉(さんごくかんしょう)

下関条約(日清講和条約)の調印から6日後の1895年4月23日,ロシア,ドイツ,フランス3国が日本政府に対し,下関条約で承認された日本の遼東半島領有に反対し,その放棄を勧告した外交事件。日本政府は5月5日3国の勧告を受諾し,同年11月8日,清国に遼東半島を還付し,その代償として3000万両を得た。3国はこの干渉の報酬を清国に求め,ロシアが旅順,大連,フランスが広州湾,ドイツが膠州湾(こうしゅうわん)を租借した。これに乗じてイギリスも威海衛(いかいえい)および九竜を租借した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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