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三角貿易(さんかくぼうえき)

triangular trade 三地点間の貿易によって収支を図る貿易。大航海時代の到来によって開拓された西ヨーロッパ,アフリカ,アメリカを結ぶ貿易が最初とされる。18世紀にはイギリス・フランス,西アフリカとカリブ海・アメリカ本土を結んで展開された奴隷を媒介とする三角貿易が,商業革命を展開させ,西ヨーロッパの圧倒的な優位をもたらした。19世紀のイギリスがとったインドのアヘンと中国の茶を結びつける貿易関係も,一種の三角貿易とみなされる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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