サモリ・トゥーレ
1830?~1900 19世紀末,西アフリカ内陸部でフランス植民地勢力に激しい抵抗をし,広範な勢力圏を確立したジハード指導者。生まれは現ギニア。19世紀後半以降,フランス植民地軍が内陸への進出を図ったためもあり,各地で戦乱が起こっていた。行商人であったトゥーレは軍人になり,各地を平定,1880年代には3万5000人の兵力を擁し,100万人の住民を支配するという「サモリ帝国」を形成。イスラームによる神権政治を行った。98年,フランス軍に捕えられ,1900年ガボンで病死。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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