サマルカンド
Samarkand ウズベキスタン共和国第2の都市。マラカンダ(Marakanda)と呼ばれた前4世紀には交通の要地であった。その後,ソグド人の拠点として中国では康国(こうこく)の名で知られた。8世紀初頭のアラブ支配下でイスラーム化し,カラハン朝以降,住民はトルコ化した。モンゴル帝国期に廃墟となったのち西南部に再建され,ティムール帝国の首都として発展したが,16世紀にウズベク統治下でブハラに繁栄を奪われた。19世紀後半ロシア帝国下に入り,社会主義時代には一時首都となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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