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サバァ王国(サバァおうこく)

Saba' 先イスラーム期の南アラビアに最初に(おそらく前8世紀末)成立し,かつ最も長く存続した王国。香料(乳香と没薬(もつやく))貿易と灌漑農業を経済基盤として繁栄し,その富は旧約聖書やコーランに収録されているシェバの女王伝説を生んだ。しかし紀元前後より交易ルートの変動やベドウィンの侵入が原因で徐々に衰え,3世紀末にヒムヤル王国に併合されて滅んだ。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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