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千仏洞(せんぶつどう)

岩壁を彫りぬいてつくった多数の石窟(せっくつ)寺院群。内部にはインドから西域,中国に流布した賢劫(けんごう)千仏をはじめ過去,現在,未来の三世にわたる多数の尊像を祀るほかに,装飾,彫刻,壁画を伴う。敦煌(とんこう)鳴沙山や竜門の千仏洞,東トルキスタンのキジルのミン・ウイ(千仏洞)などが有名で,これらから発見された古文書は,言語,歴史,文化の研究の重要な資料である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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