voennyi kommunizm 1918~20年の内戦の時期にとられたソ連の経済政策。経済的崩壊が進むなかで,戦闘に総力を動員するために,中小工場の国有化,穀物強制徴発,貨幣の役割の縮小,賃金の現物給与,中央集権的食糧配給,それに全般的労働義務制が実施された。これは状況に迫られた方策であったが,当時はこれが共産主義への最短コースと考えられた。この考えはのちに反省される。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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