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セマ制度(セマせいど)

thema system ビザンツ中期の軍政的地方統治制度。地方駐屯軍団の長がその地方の行政と司法も掌握。軍団の兵士は農地を与えられ,平時は農耕に従事し,戦時には装備を自弁して戦闘に参加した。この制度はビザンツ帝国の地方防衛軍事力を確保し,土地所有自由農民と並んで兵士が納税の基礎となって,帝国の財政を堅実なものにしたが,11世紀になると崩れ始め,その長は文官に変わっていった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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