セーナ朝(セーナちょう)
Sena 11世紀末~13世紀後半にインド,ベンガルを支配した王朝。カルナータカ出身で,ベンガル西部を拠点にパーラ朝の衰退に乗じて独立し,ベンガル全域に勢力を広げた。12世紀にはパーラ朝をビハールに追いやってベンガル支配を確立したが,1204年にムハンマド・ハルジーに首都ナディヤーを奪われたのち,しだいに東部に追いやられて衰退し,滅びた。この王朝のもとでは,のちのベンガル・ヒンドゥー社会の基礎となるカースト秩序や法の整備が行われた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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