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聖地管理権問題(せいちかんりけんもんだい)

イェルサレムの管理権をめぐって1850年以降ロシア‐フランス間に起こった係争。イェルサレムは16世紀以降,ローマ教会の保護者としてのフランス王の管理下にあったが,フランス革命のときにギリシア正教徒がロシアの支持を得て管理権を握った。ナポレオン3世は管理権をオスマン帝国に要求したが,ロシアはこれを阻止しようとしたため,クリミア戦争が起きた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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