斉(せい)

Qi ・〔戦国〕前386~前221 戦国の七雄の一つ。山東地方を領有。周初以来の斉を,その臣の田氏(でんし)が奪って建国。前4世紀後半威王,宣王のとき国勢は絶頂に達し,国都臨_(りんし)は繁栄をきわめた。前284年燕に大敗して以後国力が傾き,秦,趙(ちょう)に圧迫され,秦に滅ぼされた。斉は山東の漁塩の利を占め,商業活動が盛んで,刀銭が流通した。・〔南朝〕479~502 魏晋南北朝時代の南朝の王朝。宋の武人蕭道成(しょうどうせい)(高帝)が順帝の禅譲を得て建てた王朝。その子の武帝(_(さく))は民政に努め,永明(えいめい)の治といわれたが,諸帝は寒人(かんじん)を用いて貴族の支持を失い,一族の蕭衍(しょうえん)(梁(りょう)の武帝)に国を奪われ,7代で滅んだ。北朝の斉(北斉)に対し,南斉という。・〔北朝〕北斉 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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