新保守主義〔アメリカ〕(しんほしゅしゅぎ)
neo-conservatism 1980年代にレーガン大統領ら共和党保守派が唱えた政治理念。政府による企業活動の規制,高額所得者への高率課税,ばらまき福祉などがアメリカ経済の停滞をもたらしたとして,規制撤廃,大幅減税,福祉の見直しによる経済の活性化を提唱した。また宗教心の薄れが道徳の退廃をもたらしたとして,公立学校においても祈祷の時間を設けることを主張した。また対外政策面ではソ連の脅威をあらためて強調した。変革をめざす保守主義であることが特徴。冷戦終結後は対外政策面では単独行動主義に傾く。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう