ジンジャントロプス・ボイセイ
Zinjanthropus boisei リーキー夫妻がタンザニアのオルドヴァイ渓谷で1959年に発見した保存良好な頭蓋骨(とうがいこつ)に与えられた学名。今でもボイセイ猿人を代表する化石の一つであると同時に,その発見を契機に東アフリカにおける古人類調査が活発化した学史的意義を持つ。強大な咀嚼(そしゃく)器と歯が特徴的で,「くるみ割人」のあだ名で知られたこともある。年代は約180万年前,現在はアウストラロピテクス属もしくはパラントロプス属に分類される。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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