Neukantianer 19世紀後半ドイツに起こった哲学学派。自然科学や実証的諸学が盛んになるにつれ,ドイツ観念論哲学は学的厳密性を欠くと非難された。この哲学蔑視の風潮に対し,「カントに帰れ」を合言葉に,カントの批判主義の方法による諸学の基礎づけが哲学の任務であるとするもの。西南ドイツ学派とマールブルク学派(コーヘン,ナトルプ,カッシラーなど)に分かれる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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