明後半から清前半にかけて,江南を中心に中国経済界で主要な地位を占めた安徽(あんき)省徽州出身の商人層。新安は徽州の古名。塩商資本をもとに発展して諸般の商行為に従い,都市,農村をとわず全国的活動を行った。江南では山西商人をしのぎ,海外との交易にも活躍した。清中期以後は塩商負担の増大や私塩増加などで衰えた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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