ジョージ3世(ジョージさんせい)
George ・ 1738~1820(在位1760~1820) イギリスの国王。ジョージ2世の孫。それまでのハノーヴァー朝の国王とは異なり,イギリス生まれで,帝王教育を受けたことから「愛国王」をもって自任した。「国王の友」なる議員集団をつくって,国王の政治的発言力の強化を図り,ウィルクス事件を引き起こした。ホイッグ党を嫌い,アメリカ植民地に対する妥協を拒否し,ノース首相に独立戦争期の政権を委ねた。その在位した60年間はイギリス社会の激動期で,晩年は精神に異常をきたしたが,国民には人気のある国王であった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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