章炳麟(しょうへいりん)
Zhang Binglin 1869~1936 清末民国初期の学者,革命家。浙江(せっこう)省余杭県の人。号は太炎(たいえん)。初め考証学を修めたが,変法運動に共鳴して強学会に参加,『時務報』に革新的な論説を発表した。戊戌(ぼじゅつ)の政変後は清朝打倒,種族革命を鼓吹して孫文の革命派に接近し,一時『民報』の主筆になったこともある。1910年,光復会の会長になり,民国政府の顧問ともなったが,袁世凱(えんせいがい)の帝政に反対して失脚,以後国学の研究に専念して多くの業績を残した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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