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常勝軍(じょうしょうぐん)

清末に太平天国討伐に活躍した外国人将校指揮の特殊部隊。1860年6月,太平天国軍が上海に迫った際,アメリカ人ウォードが上海商人の要請によって200人の外国人部隊を編成して太平天国を撃退した。この部隊を解散したのち,ウォードは61年8月,松江で中国人1000人を募集訓練して上海周辺の防衛に活躍し,常勝軍の名を得た。62年9月,ウォードが戦死したため,アメリカ人バージェヴィンが代わって指揮官になったが,翌年1月に解任された。イギリス陸軍少佐ゴードンが指揮官となり,3000の部隊を率いて江蘇の各地に転戦し,太平天国平定に大きな役割を果たした。64年5月解散した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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