ジョアン2世(ジョアンにせい)
1455~95(在位1481~95) ポルトガル,アヴィス朝の第4代国王。父王アフォンソ5世の在位時より国政に携わり,海外進出を推進する。即位後はブラガンサ公爵ら貴族を粛清して王権を強化。中近東に使節を派遣して情報収集する一方で,バルトロメウ・ディアスが喜望峰に到達し,インド航路開拓が準備される。コロンブスの航海を受けて,1494年にスペインとトルデシリャス条約を結ぶ。その事績から「完全なる君主」と称されるが,王太子の早世など晩年は不遇であった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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