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遵義会議(じゅんぎかいぎ)

1935年1月,貴州省遵義で紅軍が長征途上に開催した中国共産党中央政治局拡大会議。34年10月,国民政府軍の第5次包囲攻撃に敗れた紅軍は長征を開始した。遵義会議において毛沢東は,その敗北が秦邦憲(しんほうけん)と軍事顧問オットー・ブラウンの軍事指導上の誤りによると主張した。これは従来の党中央の軍事政策に対する批判を意味したが,毛は張聞天(ちょうぶんてん),周恩来をはじめとする多数の支持を得た。会議の後,毛は周恩来,王稼祥(おうかしょう)とともに三人軍事指揮小組を組織して,紅軍の指導権を掌握していった。結局この会議は,毛沢東に党内での指導的地位を与える契機となるものであった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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