シュリーフェン・プラン
Schlieffenplan ドイツ陸軍参謀総長シュリーフェンがロシア,フランスとの両面戦争の対策として立案し,1905年末確定した作戦計画。ロシアの緩慢な動員を予想してまず西部戦線に兵力を集中,ベルギー,オランダの中立を侵犯してフランス軍を包囲し,これを壊滅させたのち,主力を東に転じてロシア軍にあたろうとするもの。第一次世界大戦では修正のうえ実施されたが,ロシア軍の迅速な動員と連合軍の抵抗にあって挫折した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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