1. 用語
  2. 世界史 -し-
  3. シュタイン‐ハルデンベルクの改革(シュタイン‐ハルデンベルクのかいかく)

シュタイン‐ハルデンベルクの改革(シュタイン‐ハルデンベルクのかいかく)

シュタインとその後継者ハルデンベルクの行政指導のもとに,1807年秋以降行われた一連の制度改革で,プロイセン改革の基幹部分をなすもの。「十月勅令」(07年10月)による隷農制の廃止と,「調整令」(10年9月)による農民保有地の所有地化の条件規定とによって,特殊プロイセン的な農民解放の型が打ち出され,グーツヘルシャフトからユンカー経営への資本主義的進化が基礎づけられたことは特に重要。そのほか「都市条令」(08年11月)による都市自治制度の再建や,商工業における営業の自由の宣言,中央行政機構の近代化などもその成果である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう