自由労働組合(じゆうろうどうくみあい)

Freie Gewerkschaften ドイツの社会民主党系労働組合の総称。1860年代に結成されはじめ，社会主義者鎮圧法の廃止後急速に発展，それと同時に改良主義的傾向を強めた。第一次世界大戦では戦争に積極的に協力，革命の際は資本家団体と協力してレーテと対立した。総委員会(90年結成)およびそれを改組した組合総同盟(ADGB，1919年結成)などはその上部団体。組合員数は25年で416万。33年ドイツ労働戦線に吸収された。 (山川 世界史小辞典（改訂新版）, 2011年, 山川出版社)