laissez-faire 19世紀以降の経済的自由主義の基礎にあった考え方。経済活動に対する政府の保護・統制に反対し,個人の自発性に任せれば,そこに公益は達成されるとした。フランスの重農主義者の重商主義批判の主張に始まり,スミスが『諸国民の富』において体系化した。この主張にもとづく自由貿易は,強者に都合のよい論理として列強の支配の拡大をもたらした。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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