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州県制(しゅうけんせい)

中国王朝の地方行政単位は,戦国以来郡とその下の県からなる郡県制であった。漢代には,さらに郡の地方政治を監察するために13の州が置かれ刺史(しし)が送られた。魏晋南北朝時代になるとこの州の数が激増し,南北朝の末期には300を超えるようになった。そこで隋は郡を廃止して州が直接県を統轄するようにした。唐代もこれにならったので,郡県制に代わって州県制となった。州刺史,県令(けんれい)という長官以下次官クラスが中央から任命され,下役人クラスは長官が任命した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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