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十月詔書(じゅうがつしょうしょ)

1905年革命の際,10月ゼネストに動揺したツァーリが10月30日(ロシア暦17日)公布した詔書。ヴィッテが起草した。内容は,人格の不可侵,思想・言論・集会・結社の自由を認め,政治犯の大赦を約束し,立法権あるドゥーマを開設し,この選挙に住民のすべての層を参加させるというものである。市民,ブルジョワジーはこれに熱狂したが,労働者,農民,急進派は満足しなかった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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