Jarmo イラク東北部にある先史時代の遺丘。イェリコと並んで最も古い新石器時代の遺跡である(前7千年紀)。農耕,牧畜の痕跡が確かめられ,住居址は煉土(れんど)でつくられ,上層の住居址は塊石の土台を持っていた。下層には土器が存在しないが,上層からは粗製土器や赤い顔料で彩色した土器が出現した。細石刃(さいせきじん)を並べ天然アスファルトで固定し,柄をつけ鎌としていた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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