ジャカルタ
Jakarta ジャワ島西部に位置するインドネシア共和国の首都。チリウン川河口の港町スンダ・クラパが前身で,バンテン王国の支配下でジャヤカルタ(略称ジャカルタ)と呼ばれた。その後この地に拠点を構えたオランダが,1619年バタヴィアと改名。以来オランダ東インド会社のアジアにおける拠点となり,会社解散後はオランダ領東インドの中心地となった。人口は1930年で43万5000人を数えた。1942年3月の日本軍政の開始とともにバタヴィアからジャカルタへと改名された。その後インドネシアの独立とともにジャカルタが首都名となり,現在に至っている。現在人口900万余をかかえるインドネシア最大の都市で,同国の政治,経済,文化の中心地である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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