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シマロン

スペイン植民地時代の黒人奴隷の逃亡者。カリブ海のイギリス領の島々ではマルーン,フランス領ではマロンと呼ばれた。メキシコ,パナマ地峡,アンデス地域などで数多くパレンケと呼ばれるシマロンの集落が奥地につくられ,カリブ海諸島ではしばしば白人社会を襲った。ブラジルでシマロンの集落はキロンボと呼ばれ,その最大のものといわれるパルマーレスは数万の人口を擁した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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