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シベリア

Siberia ロシア語ではシビーリ(Sibir')という。ウラル山脈の東,太平洋岸に至る北アジア地域。面積約1000万キロ平方メートル。大陸性気候で酷寒。北部から東西にツンドラ帯,寒帯森林帯がのび,農耕適地は西シベリアの南部にわずかしかなかったので開発が遅れた。13世紀には北辺を除くシベリアの大部分がモンゴル帝国に併合された。15世紀にキプチャク・ハン国が解体すると,シビル・ハン国が生まれた。16世紀末エルマークの遠征を機としてシビル・ハン国が滅び,17世紀から全シベリアがロシアの領土となった。この頃は毛皮獣の捕獲が魅力の的であった。以後ロシアによるシベリア経営が進む。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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