positivism あらゆる形而上学的な仮説を排除して,知識の対象を経験的に与えられた事実に限定しようとする考え方。人間と社会の諸現象も,自然科学の方法を用いて統一的に説明できるというサン・シモンの提唱に始まった。コントに継承されて体系化され,19世紀後半から20世紀にかけて認識論の支配的立場を占めた。しかしこの立場そのものが一つのドグマになるとする批判が展開している。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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