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七年戦争(しちねんせんそう)

1756年より7年間,フランス,ロシアと同盟したオーストリアとイギリスの支援を受けたプロイセンとの間にドイツで行われた戦争。より広くみれば,イギリス‐フランス間に植民地争奪をも含めて行われた戦争の一局面をなすといえる。マリア・テレジアはこれを通じて,さきにオーストリア継承戦争の結果プロイセンに割譲したシュレージエンを奪回しようと図ったが,フリードリヒ2世は数に勝る諸国軍を相手に屈することなく戦い続け,戦争は長期化した。62年ロシア女帝エリザヴェータの死去,親プロイセン的なピョートル3世の即位が幸いして,プロイセンは63年のフベルトゥスブルクの和約でシュレージエンの領有を再確認された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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