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四書五経(ししょごきょう)

『大学』『中庸』(ちゅうよう)『論語』『孟子』(もうし)の四書と『詩経』『書経』『易経』(えききょう)『春秋』『礼記』(らいき)の五経の総称。ともに儒教の経典として尊重されたものであるが,五経の総称は漢の武帝の頃に起こった。宋以前の儒教の経典は『五経正義』に代表されるように五経が中心であったが,宋学が儒教の開祖としての孔子の地位を高めてより,『大学』や『論語』が重んじられ,朱熹(しゅき)が『四書集注』を著すに至って五経よりも四書が官学権威の中心となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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