シケイロス
David Alfaro Siqueiros 1896~1974 メキシコ革命後の壁画運動の指導者として,リベラ,オロスコらとともに活躍した現代画家。早くから社会主義運動に参加し,1919年から3年間,メキシコ大使館の文化担当官としてパリに滞在中,前衛絵画の影響を受けた。帰国後,メキシコの土着社会の形象を,ヨーロッパ的な美学を無視した強烈な革命的技法によって壁画に表現した。数回の投獄や追放を受けながらも,南北アメリカの各地で制作を続けた。晩年にメキシコ市で完成した「ポリフォルム」は,面積4500平方メートル,世界最大の絵画である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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