ソロン

Solon 前640頃~前560頃 アテネの政治家。前594年市民から全権を委ねられた執政官(アルコン)となり,借財の帳消しを断行して債務のため隷属状態に陥っていた多数の中小農民を救い,同時に以後,身体を抵当に借財することを禁じて,市民が奴隷に転落する道をふさいだ。また名門の政権独占を改め,市民を土地財産の大小に応じて4等級に分け,その等級に応じて参政権を賦与した。彼は自分の思想を抒情詩でうたっており,これがアテネ最古の現存文学作品である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう