ソ連邦消滅(ソれんぽうしょうめつ)
1991年のクーデタがロシア共和国の力で抑え込まれたあと,救い出されたゴルバチョフはソ連共産党を解散させたが,連邦をなお救おうと努力した。しかしロシア共和国の自立は決定的で,各共和国も独立を求めた。12月8日ロシア,ウクライナ,ベラルーシ3国首脳は独立国家共同体協定に調印し,ソ連邦終結を宣言した。中央アジアなどの諸国がこれに同調し,21日11カ国の独立国家共同体が誕生した。25日ゴルバチョフはソ連大統領のポストを辞任し,ソ連邦はその歴史を終えた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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